観光旅行でも日本の場合は海や川が多いということで、水にかかわる観光名所が多いのですが、特に都会の場合には川下りなども人気です。また屋形船などを利用して、川を遊覧しながら、風情を楽しむという風流な楽しみ方は、昔も今も変わりません。そのように楽しみ方もさまざまですが、特に川の上を遊覧しながら楽しむ屋形船というシステムは、日本人のみならず、最近多い海外の観光客にも人気になるということも間違いないということになります。また旅行ということだけではなく、歓送迎会などでも利用されているということで、屋形船を利用してのそのような集まりは記念にもなり、面白い企画だと評価が高くなるということもあり得ます。ただ単に部屋の中でするよりも、船の中ということですとまた雰囲気も変わるからです。食事もできますし、例えば花火を見るということでも楽しむこともできます。効果的な集会ができるということになります。
屋形船の貸切と乗合の特徴
屋形船というには、日本全国の川で利用されているほど人気があります。ですから、都心の川でも地方の川でも利用できるわけです。屋形船は、季節ごとのイベントによって楽しむことができて、さらには貸切や乗合もできます。そこで、貸切と乗合の特徴を把握しておくことがポイントです。両者の特徴を知れば、どちらを利用するのがより楽しめるのか分かってきます。まずは、貸切の特徴からですが、貸切は屋形船そのものを貸切にして、親しい間柄だけで楽しむことができます。つまり、周囲に気を使わないで済むということです。全く知らない人がいないため、充実した時間を過ごすことができます。一方、乗合は貸切とは違って定員が決まっている所に、複数のグループが少人数で申し込む方法を取ります。ですから、全く知らない方と一緒に乗り合わせることになりますので、ここが貸切と大きく違う点です。こちらは、グループ同士が仲良くなったりするので、新しい出会いを楽しむことができます。
屋形船を利用して宴会を楽しもう
屋形船は、宴会の好きな日本人にとって適した船だと考えられます。初めから宴会などの楽しみ用に造られた船だと考えられます。平安時代から始まりました。平安時代には、貴族の船遊び用として使用されました。江戸時代になると、商いで財を築いた豪商たちが宴会を開いたり、大名を接待するのに利用しました。家の座敷で行うのと違って、高級な宴会として人気がありました。現代は、花見や夏の花火大会鑑賞や、秋の紅葉見物に屋形の船を使って行われることが多いようです。ホテルやレストランで行う宴会と違って、洋上で景色の流れるのを見ながら行う宴会は、情緒的で風情のあるものとなります。会社のイベント行事に貸切の屋形の船を使って宴会を行うのは風流と見なされ、人気があります。屋形船は、今後も進化し続けるものと考えられます。これからはもっと面白い屋形の船が登場するものと考えられます。